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がん保険と医療保険の違い。どちらの保険も必要?

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医療保険とがん保険どちらも必要なのか、それともどちらか片方でもいいのかなど保険のの加入を考えた時、二つの保険の違いが気にかかる方も多いのではないでしょうか。

保障の内容が違うため可能であれば両方に加入すれば安心でしょう。ただしその分保険料は高くなりますし保障が重複する部分もあります。
自分にとって両方必要なのか、それとも片方でいいのかを考えるためにまずはそれそれの保険の違いを知っておきましょう。

医療保険にはがん特約、がん保険には医療特約が付けられるようになっていますが、まずはそれを除いた医療保険主契約とがん保険主契約と比べた時の違いを見ていきましょう

がん保険と医療保険保障する対象範囲の違い

まず大きな違いの一つとして保障する対象範囲が違います。

医療保険はけが・病気全般の保障ですが、がん保険はがんだけに対する保障です。
※がん:(悪性新生物)・上皮内新生物

保障の範囲

医療保険 がん保険
がんでの入院/手術
がん以外での入院/手術 ×

これを見てわかるようにがんも当然病気ですので医療保険で保障されます。
この部分だけ見ると医療保険さえ入っていればいいんじゃないって思うかもしれませんね。

でもこれからまだまだ違いはたくさんあるのでゆっくり見ていきましょう。

がん保険と医療保険保障内容の違い
二つ目の違いとしては保障内容の違いになります。

医療保険の主契約
・入院給付金
・通院給付金

がん保険の主契約
・入院給付金
・通院給付金
・診断給付金

医療保険もがん保険どちらとも入院給付と通院給付がありますね。

がんになった場合、医療保険でもがん保険でも保障の対象になりますが、その保障内容が大きく違ってきます。

主な違いは給付期間です。
医療保険の場合は1入院当たりの支払いが60日や120日、また通算では1000日や1095日など制限がありますが、がん保険はほとんどの場合無制限になっています。
通院についても同様で医療保険の場合は30日間が大多数ですが、がん保険の場合はほとんどが無制限となっています。

給付期間

医療保険 がん保険
入院 1入院あたり60~120日
通算1,000~1,095日
無制限
通院 最大30日間 無制限

がん保険は治療が長期間に及ぶことがあるため手厚い保障内容になっています。
どちらかといえば、入院期間よりも通院が長期になることが多く、医療保険の30日間といった制限では不足と感じることも多いでしょう。

またがん保険にしかないのが診断給付金です。
これは初めてがん(悪性新生物)・上皮内新生物と診断確定されたとき、一時金として、支払われる給付金です。

がんの治療の場合保険外治療になる恐れは高いでしょう。保険の適用のない治療や薬剤を使うこともあるかもしれません。がんに効くと聞いたなら試したいのが人情というものでしょう。保険適用がある薬剤ならば自己負担額の上限がありますが、そうでないならその費用の負担額が大きく圧し掛かってくるかもしれません。

保険外の治療として先進医療が取り上げられますね。
その費用として重粒子線治療は約309万円、陽粒子線治療は276万円もかかります。
出典:厚生省平成28年度 平成27年7月1日~平成28年6月30日 実績報告

保険外とは言え、先進医療についての保障は医療保険もがん保険も先進医療特約として付加することができます。もちろん医療保険につけた先進医療特約でもがんの先進医療も保障されるのでこの部分については違いがないといえるでしょう。

年齢にもよりますが2000万円の保障で保険料は月額100円に満たない額ですので医療保険がん保険どちらに加入するとしてもぜひ特約として追加しておきましょう。

がん保険と医療保険保険料の違い

医療保険は様々な病気に対応できるため、どちらかと言うと広く浅く保障しますが、がん保険はがんといった病気に制限しその病気になった人が 十分な補償を受けられるように 設計されています。その違いは保険料にあらわれてきます。

がん保険はがんに特化している分ほぼ全ての病気けがに対応できる医療保険によりは安く加入することができます。

加入例:35歳男性

医療保険
入院日額:1万円(120日限度)
通院日額:1万円(30日限度)
手術:5~40万円
先進医療:2000万円

保険料:4,739円

がん保険
入院日額:1万円(無制限)
通院日額:1万円(無制限)
手術:20万円
先進医療:2000万円
診断給付金:100万円(悪性新生物の場合)

保険料:3,549円

がん保険と医療保険どちらが必要なのか

がん保険と医療保険の違いについて保障範囲や内容、保険料についてそれぞれまとめてきました。医療保険は病気けが全般でがん保険はがんになった場合にだけ手厚い保障を受ける保険です。

がんの場合でも医療費の負担という点では保険内の治療であれば高額療養費制度を受けることができるので無制限にかかるわけではありません。

ただ他の病気に比べて保険外の治療や薬剤を使用する可能性が高いです。

万が一の備えとしてはがん保険と医療保険どちらも用意しておいたほうが安心でしょう。

保険は万が一のための保障でお守り替わりとも言われています。

がんと診断されたら治療も長期になる可能性があります。これからのことを考えた時診断給付金の存在や、入院や通院費用が無制限という経済的な不安解消は保険加入したからこそ受けられる安心感なのではないでしょうか。

このようなことからも医療保険とがん保険、どちらかにしか加入できない場合や十分な貯蓄がない場合はがん保険への加入をおススメします。