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保険加入時の告知はどこまで?正しい記載のために必要なこと

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保険の申し込み書を書く上でお客さまからいろいろな質問が出てきますが、一番多いのは健康状態の告知はどこまで書けばいいのかわからないという問い合わせです。

どのぐらい過去のことを書くのかといったことから、病院に行かなかったけれど市販の薬を飲んだ場合はどうすればいいのかなどといった疑問などにもお答えしていきますね。

健康状態の告知はどれぐらい遡る必要がある?

告知書で3か月以内のことと問われているのに先月のことを書かなかったり、逆に5か月前のことを書いたりする方がいます。

告知全般に言えることなのですが、問われている内容に足りなかったり多く書きすぎたりすることがないようにしてくださいね。

足りないことがあると後々保障を受けるときに影響が出てしまいます。
また、多く書きすぎると診査に影響を与える可能性もないとは言えないので必要でないことは書かないようにしておきましょう。

健康状態の告知について遡る期間は以下のパターンが多いです。

①直近3ヶ月の健康状態
②過去2年以内の健康診断等の結果
③過去5年以内の健康状態

①直近3ヶ月の健康状態
直近3ヵ月以内に、医師の診察・検査・治療・投薬をうけたことがあるかを問われます。

直近3か月以内などの基準になる日は告知日です。
5月1日に告知をするのであれば、2月1日以降のことを記入しましょう。

「医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか」なので病院に行ったのならば基本的に何かしら告知が必要になります。

保険会社によっては風邪の場合は完治していれば医師の投薬を受けていても告知不要の場合があります。

そのため風邪だと告知書に書かなくていいという情報を耳にしたことがあるかもしれません。

ですが、告知不要の場合はその旨告知書に記載されていますので、風邪は書かなくていいんだよねといった自己判断しないようにしましょう。

整骨院は一見病院のようですが実は違います。
整骨院の先生は柔道整復師なので医師ではありません。

そのため告知は必要ありませんが、それが医師からの指示で通うようになったのであれば告知が必要な場合もあります。

よくわからない場合は保険担当者に状況を説明して告知が必要かを確認してくださいね。

②過去2年以内の健康診断等の結果
会社員ならばたいてい年に1回は健康診断がありますよね。

過去2年以内の健康診断・人間ドック、がん検診を受けて要再検査・要精密検査を指摘されたことがありますか?

告知書では上記のように問われることが多いでしょう。

体の調子が悪くなくても指摘されているならば必ず「はい」と記入しましょう。

「はい」と書くと保険に入れないのでは?と心配になるかもしれませんね。

再検査や精密検査の結果問題なしであれば保険に入れないということはないでしょう。

ただし再検査や精密検査を受けてないままでは加入を断られることが多くなります。

そのためそのまま告知書を出すというよりも、保険担当者から検査を受けてから保険の申し込みをしましょうと言われるのが大半です。

健康診断で再検査になったから心配で医療保険に入っておきたいという方も多いのですが、このような状況だと検査結果問題なしにならない限り、保険に加入できたとしても再検査を指摘された部位については保障されないという状況にもなりかねません。

再検査を指摘されたが結果は問題なしと書けるように事前に病院で検査を受けておきましょう。

③過去5年以内の健康状態
過去5年の健康状態とかあまり覚えてない方が多いと思いますが、告知書では以下のように問われることが大半です。

1)過去5年以内に病気やケガで、入院または手術を受けたことがありますか?

入院や手術をしたのなら覚えていると思いますが、投薬とかうろ覚えの方も多いのではないでしょうか。

でも頑張って思い出してくださいね!
書いてなかったことで告知違反になってしまっては保険の意味がなくなってしまいます。

病院名を覚えていれば病院に問い合わせてみましょう。
病院は最低5年間はカルテを保存しているので状況を確認することができるんです。
カルテがすでになければ5年以上は経過しているということでしょう

告知書で「はい」と記載した項目への追加記載事項

過去にさかのぼっての告知書になれば、病歴に「はい」と記載することもありますよね。
その場合は詳細告知欄も記入することになります。詳細告知欄がない場合も以下のようなことをできるだけ盛り込んで書きましょう。

傷病名・診断名・部位
病院名
症状
診察・検査・治療・投薬の開始時期
薬の名前
入院の有無と時期・期間
手術の有無と内容
現在の状況

いろいろな書くのも面倒に思うかもしれませんが、できるだけ詳しく書いた方が審査する人が的確な判断が可能になります。

投薬された薬の名前からも現在の状況が判断できるようですね。

実際に高血圧でも薬を飲んでいる期間や薬の種類、日頃の血圧数値を書いておいたら制限なしで保険に加入できたという方もいらっしゃいます。

症病名に「腰痛」と書く方が結構多いのですが腰痛は病名ではありません。どちらかといえば症状です。

意外と病名を知らない方って多いんです。

たとえば「コレステロール値が高いのでお薬だしておきますね」と言われて薬をもらうために通院している。といったように病名を言われないまま治療していることも多いんじゃないでしょうか。

病院にかかったときは病名をきちんと聞いてくださいね。

もう薬飲まなくていいですよって言われたときも、保険の申し込みするときに完治って書いていいですか?と聞いておきましょう。

症状が治まっているから完治したといったように自己判断で記載するのは絶対にやめてくださいね。必ずお医者さんに確認してから書きましょう。

2)7日以上の医師による診察・検査・治療・投薬(7日分以上)を受けたことがありますか?

間違いやすいのが7日以上といったときの日にちの数え方です。

7日は初診から通院完了するまでの期間になります。

例えば花粉症で1週間毎に2回通院した場合は「はい」に該当しますし、半年に一回診察がある場合も「はい」になります。

実際に病院に行った日数ではないし、連続した日数でもないので気をつけてくださいね。

まとめ

保険の申し込みにあたって告知書は最も重要な書類です。
この内容が間違っていたり、書いてないことがあると告知違反になってしまいます。
実際に保障を受けようとしても受けることができなかったら保険に入った意味がありませんよね。

加入する保険の内容にもよりますが、告知は病歴を5年ほどさかのぼっての記入が必要になります。
記入漏れがないように病院に行ったことがあったかをしっかり思い出してくださいね。
病院名さえ覚えていれば、病院に問い合わせることで正確な病歴がわかるでしょう。

こういったことを言わずに、時期がはっきりわからなければ大体でいいですよ。などと言う担当者は信頼がおけるとはいいがたいですね。

保険事案が発生した場合は必ず病院に問い合わせが入ります。記載内容と一致しないと告知義務違反と言われかねません。

告知書をあやふやなままで進めない担当者を選んでくださいね。

詳細告知がない場合でも担当者細かく告知するようにアドバイスをくれた場合は面倒に思わず記載しましょう。経験豊富な担当者ほどこんなことを書いておけば審査がスムーズに進むというポイントを熟知しているんです。

病歴があることを書くと保険に入れないかもと心配になるかもしれませんね。
病歴がある場合は条件が付くかもしれませんが、条件に当てはまらないときは問題なく保障を受けることができます。

保険は安心を買うとも言います。
告知書きちんと書かなかった、、もしかしたら保障受けられないかもと思いながら加入する保険ではもしもの時の安心にはならないのではないでしょうか。

記入の仕方に疑問があるときなどは遠慮せずに担当者にアドバイスをもらってくださいね。