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医療保険に入ろうと考えたときの選択ポイントの一つとして保険料の払い方がありますよね。掛け捨てタイプにするのか貯蓄タイプにするのか迷う方も多いでしょう。
どちらにするのか悩んでしまうのは保険料の差でしょうか?
どちらの保険料の額が払えたとしても、やっぱりどちらにしようか迷うという方もいらっしゃるでしょう。
今回は掛け捨てタイプと貯蓄タイプのメリットデメリットやどちらを選べばいいのかの選択ポイントについてまとめてみますね。
あなたが医療保険に入ろうと思った理由は何でしょう?
今現在、健康に不安があるからでしょうか。
将来病気になった時の入院費用などが心配だからでしょうか。
友人などに医療保険に入ったほうがいいと勧められたからでしょうか。
医療保険の払い方を考える前に医療保険が本当に必要なのかも考えてみてくださいね。
すべての保険に言えることですが、支払いが滞って失効(保険の効力を失うこと)になってしまっていてはそれまでいくら支払っていても何の意味も成しません。
保険期間中間違いなく保険料が支払える額であることが大きな選択のポイントになります。
掛け捨てタイプ医療保険のメリット
・保険料が安い
掛け捨てタイプの最大のメリットは保険料の負担を低く抑えることができることです。
貯蓄タイプのように積み立て部分がないため、最小限の保険料で加入することができます。
・商品が豊富にある
掛け捨てタイプの医療保険は各社とも取り扱いがあるため種類も多く選び放題です。
・解約のタイミングで損をすることがない
貯蓄型タイプと違い、いつ解約しても時期を間違えると損になるといったことはないため、見直しがしやすくなりますね。
掛け捨てタイプ医療保険のデメリット
・解約返戻金がない
解約した時に戻ってくるお金がないため保険給付を受けなかった場合は保険料が無駄だったと考えてしまうかもしれませんね。
保険はモノではなく安心という商品を買っているので、お金は使ってしまっても入院した時は大変といった不安をなくすことができたのなら無駄ではないんじゃないかなと個人的には思っています。
貯蓄タイプ医療保険のメリット
・給付金以外にも受け取れるお金がある。
貯蓄タイプに場合は解約した時やお祝い金など少しでも戻ってくるお金があるとなんとなくお得な気がしますが、保険料すべてが戻ってくるわけではなく掛け捨ての部分は貯蓄タイプでも必ずあります。掛け捨てになる部分がないと保険会社としても給付に充てるお金が無くなってしまいますからね。
・貯蓄として活用できる
解約返戻金が積み立て年数によって目安が表記されているので、将来に必要なお金として解約前提で貯蓄として活用することができます。
ただし純粋に積立貯金をしたときや運用をした場合とどちらがいいのかはよく考えてみましょう。
貯蓄タイプ医療保険のデメリット
・保険料が割高になる
純粋に医療給付を受ける保険料に貯蓄となる部分の費用がプラスされるので、掛け捨てタイプよりも割高な保険料になります。
・保険商品が少ない
医療保険では掛け捨てタイプが圧倒的に商品数としては多いのですが、積み立てタイプはそもそも積み立てタイプの商品持たない保険会社もあり、商品内容のバリエーション少なく選択肢が絞られてしまいます。
・解約のタイミングによっては元本割れの可能性あり
貯蓄として活用ができるということが貯蓄タイプのメリットでしたが、それは一定期間経過後のことなので、それより早いタイミングで見直しなどをすると元本割れの可能性があります。
・見直しの対象にしにくい
元本割れが気になって見直しのタイミングを逸してしまうこともデメリットの一つですね。
掛け捨てタイプと貯蓄タイプのメリットデメリットはいかがでしたか?
それでもまだ決められないという方もいらっしゃるかもしれないので、それぞれのタイプに向いている方をまとめてみましたので参考にどうぞ。
・保険料はできるだけ安いほうがいい
・新商品が出た時などは見直しをしたい
・保障重視で他は求めない
・掛け捨てはもったいないと思っている
・貯蓄を別に考えるのが面倒
・保険の見直しを考えていない
貯蓄と保険が一緒にできて面倒もないからと貯蓄タイプを選ぶ方もいらっしゃいますが、個人的には医療保険は掛け捨てタイプをお勧めしたいと思っています。
保険はもしもの時の保障を得るためだけを考えて加入したほうがいいと思うし、見直しのしやすさは最大のメリットだと思っているからです。
貯蓄タイプは元本以上になるまで時間がかかりますし、今のような低金利の時代に何十年分の予定金利が決まってしまうなんてもったいないと思いませんか?
長い年月がかかる分、解約時まで保険会社が存在しているのかといったリスクもありますね。
また貯蓄として考えた時には解約が前提になりますよね。
それまでに病気をしてしまって解約したら他の保険には入れない状態になっているかもしれません。だけど解約しなければあてにしていたお金が手に入らない、、なんてことは避けたいと思いませんか?
そんなことから私自身は貯蓄は貯蓄として別にして、保険料の安い掛け捨ての医療保険に加入しています。
あなたが医療保険の掛け捨てタイプと貯蓄タイプどちらにするのか迷った時の参考になれば幸いです。